2012年3月26日月曜日

出会いの霊木 三鈷の松の子





3月後半になってもまだまだ寒い高野山ですが、
今日は、計画をしているゲストハウスの横に
生えている松の木にまつわる話を一つ。



高野山には

『三鈷(さんこ)の松と飛行三鈷杵(さんこしょう)』

という昔から伝わっているお話があります。




その話というのは、昔、空海が中国唐に渡り、
密教を学んだ後、日本へ帰国する際に
師匠から受け継いだ法具(ほうぐ)の一つ、
三鈷杵(さんこしょう)を東の空に向けて投げたそうです。





飛んでけっ----!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








ごるぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!





※あくまでも僕のイメージです。




投げたわけは、
「わたしが漏らすことなく受け継いだ密教を
広めるのにふさわしい地へ行くように・・」
という願いが込められていました。


帰国後、その三鈷杵を探し求めていると、
高野山の松の木にかかっているのを発見したそうです




決定的スクープの瞬間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




そうしたことによって、高野山の地が
真言密教(しんごんみっきょう)の道場として
開かれるようになり、
この松を「三鈷の松」と言うようになったそうです。


現在では、参詣人の方が、
縁起物としてこの松の落ち葉を拾って帰られます。
いわゆる、四つ葉のクロ―バ―みたいなものですね。




僕もインドの仏教の聖地、
ブッダガヤの菩提樹を見にいった際も、
同じように熱心な仏教信者が
菩提樹から落ちてくる葉っぱを大切そうに
持って帰っている姿を見かけました。




では、その三鈷の松と
ゲストハウスの横にある松に
一体、どういう関係があるのでしょう?




↓ ↓ ↓






実は、ゲストハウス横にある松は


三鈷の松の実を拾って植えたら


生えてきた松なんだそうです!!!!!!!!




お隣の90のおばぁちゃんから
『これは三鈷の松から
生えてきた松やから大切にしいよ。』
と最近、教えてもらいました。




又、そのおばあちゃん曰く、
財布にその松の葉を入れておくと
お金に困らないそうで、
落ち葉を欲しがる人も多いようです。
早速、僕もササッと入れて(笑)


三鈷松の特徴は通常、
松の葉は2本に分かれているのですが
この松は3本に分かれています。


実際に
家の横の松の葉を拾って見ると。。。














ほんまやっ!!!!!!!!!!!!!!!!!










空海が密教を広める為にインドから伝わる法具を投げ


高野山の三鈷の松に引っ掛かっていたエピソードと


僕がインドに行って突然閃いたゲストハウス構想、


辿りついた先には同じく三鈷の松が立っていたという


このシンクロ率は一体なんなんでしょう(笑)




出会いの霊木として何千年も親しまれてきた三鈷の松
そしてこのゲストハウスにもある三鈷の松が
同じく多くの人の出会いを繋げる場所になれば
言う事ありません。




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