3月後半になってもまだまだ寒い高野山ですが、
今日は、計画をしているゲストハウスの横に
生えている松の木にまつわる話を一つ。
高野山には
『三鈷(さんこ)の松と飛行三鈷杵(さんこしょう)』
という昔から伝わっているお話があります。
その話というのは、昔、空海が中国唐に渡り、
密教を学んだ後、日本へ帰国する際に
師匠から受け継いだ法具(ほうぐ)の一つ、
三鈷杵(さんこしょう)を東の空に向けて投げたそうです。
飛んでけっ----!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごるぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!
※あくまでも僕のイメージです。 |
投げたわけは、
「わたしが漏らすことなく受け継いだ密教を
広めるのにふさわしい地へ行くように・・」
という願いが込められていました。
帰国後、その三鈷杵を探し求めていると、
高野山の松の木にかかっているのを発見したそうです。
決定的スクープの瞬間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! |
そうしたことによって、高野山の地が
真言密教(しんごんみっきょう)の道場として
開かれるようになり、
この松を「三鈷の松」と言うようになったそうです。
現在では、参詣人の方が、
縁起物としてこの松の落ち葉を拾って帰られます。
いわゆる、四つ葉のクロ―バ―みたいなものですね。
僕もインドの仏教の聖地、
ブッダガヤの菩提樹を見にいった際も、
同じように熱心な仏教信者が
菩提樹から落ちてくる葉っぱを大切そうに
持って帰っている姿を見かけました。
では、その三鈷の松と
ゲストハウスの横にある松に
一体、どういう関係があるのでしょう?
↓ ↓ ↓
実は、ゲストハウス横にある松は
三鈷の松の実を拾って植えたら
生えてきた松なんだそうです!!!!!!!!
お隣の90のおばぁちゃんから
『これは三鈷の松から
生えてきた松やから大切にしいよ。』
と最近、教えてもらいました。
又、そのおばあちゃん曰く、
財布にその松の葉を入れておくと
お金に困らないそうで、
落ち葉を欲しがる人も多いようです。
早速、僕もササッと入れて(笑)
三鈷松の特徴は通常、
松の葉は2本に分かれているのですが
この松は3本に分かれています。
実際に
家の横の松の葉を拾って見ると。。。
ほんまやっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
空海が密教を広める為にインドから伝わる法具を投げ
高野山の三鈷の松に引っ掛かっていたエピソードと
僕がインドに行って突然閃いたゲストハウス構想、
辿りついた先には同じく三鈷の松が立っていたという
このシンクロ率は一体なんなんでしょう(笑)
出会いの霊木として何千年も親しまれてきた三鈷の松
そしてこのゲストハウスにもある三鈷の松が
同じく多くの人の出会いを繋げる場所になれば
言う事ありません。
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